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ふたたび出会う世界があるから

お坊さん、癌を生きる
在庫僅少
  • ¥1,430(税込・送料別)
よみ  
フタタビデアウセカイガアルカラ
著者  
本多昭人
判型  
B6
頁数  
164ページ
ISBN
978-4-86696-013-5
商品番号
6013

商品説明

がん再発から6年。苦しみ、あらがい、悩み、歩み続けたその先。生死の際に僧侶は何を思い、何を感じたのか。時間の経過と共に変化するその心情を、命の限り書き綴った渾身の手記。

本願寺津村別院発行「御堂さん」にて連載されていた「癌を生きる」の書籍化。

目次


はじめに

第一章 生きるために苦しむ
 突きつけられた現実
 「終活」を全うする中で
 生きるために苦しむ現実
 苦の中で味わう喜びと気づき
 兄の死が伝える人生の終着駅
 むしばむ病魔しぶといアイツ
 住職三十年“最後”の大事業
 苦悩の隣り合わせにあるお慈悲
 一粒の効用と阿弥陀さま
 苦しみがあったから

第二章 絶望を生きる喜びに
 支えてくれる仲間がいて
 苦悩の中に届く希望とよび声
 再会の笑顔につながる喜び
 欄間に隠された秘密の心
 そのまんまでいい安心感
 いつかは不明な「最期まで」
 生死の苦海を受け止める涙
 いのちの真実を見つめて
 声援に苦を緩和され
 医療の次に仏教寺院のワケ

第三章 揺るがぬ人生
 不確実なものより確かな仏地
 父の背中を心で感じて
 テーマ通りの父の最期
 堪え難い愛別離苦の想い
 副作用の“強弱”を決め手に
 生の行き着く先は“お浄土”
 数珠つなぎ・聴聞の旅
 希望へ転じるお念仏の一本道
 突きつけられる老いの象徴
 たった六字、されど六字

第四章 生きるとは出会い続けること
 七十年前の婦人会報一号
 「降誕」その意味に感謝して
 一冊の本と念仏の力
 私をむしばむ二つの変化
 一難去ってまた一難
 光る青信号と灯った黄信号
 残された時間を大切に
 変わらない幸せの総量
 どこまでも寄り添い救う
 ふたたび出会う世界があるから

追悼文-本多昭人先輩に謹んで申し上げます

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