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季刊せいてん
季刊せいてん No.148
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季刊せいてん No.148
2024秋の号
在庫あり
¥700(税込・送料共)
よみ
キカンセイテン148
著者
浄土真宗本願寺派総合研究所
判型
B5判
頁数
66ページ
商品番号
8748
数量:
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商品説明
●特集 「専修念仏の衝撃―『選択集』から『教行信証』へ②」
「親鸞聖人『選択集』相伝時系列図」編集室
「親鸞聖人と『選択集』」編集室
「明恵『摧邪輪』における『選択集』批判」野呂 靖
「親鸞聖人における『選択集』批判への応答」前田壽雄
「専修念仏の余波①~③」編集室
「〈化身土文類〉にみられる親鸞聖人の反論」編集室
コラム「親鸞聖人と法然聖人の教えは同じ?」
「今現在〈世〉成仏?」編集室
法然聖人の専修念仏の教えは、当時の仏教界にどれほどの衝撃を与えたのか。前号ではその点について、法然聖人の主著『選択集』と、「承元(建永)の法難」事件を通してうかがいました。しかしながら、衝撃の影響はそれだけにとどまりませんでした。法然聖人が往生した後、明恵上人が『摧邪輪』を著し、専修念仏の教えを徹底的に批判します。親鸞聖人が『教行信証』を撰述した背景には、それらの批判があったと考えられています。
●はじめの一歩1 エピソードで読み解く信心の世界 9 三浦真証
「前田慧雲」
本願寺派の教学の展開の中で、外すことのできない人物が何人かいますが、今回紹介する前田慧雲和上もその一人でしょう。
慧雲和上は、本願寺派の教学研究に「歴史」という視点を与え、いま私たちが当たり前に学んでいることの礎を築いていかれました。学問と研究にその生涯を捧げた慧雲和上は、その先に何を見出していかれたのでしょうか。
●はじめの一歩2 幸せってなんだろう―悪人正機の倫理学―31 藤丸智雄
「誰か一人の行動から始まる〈みんなが〉原理―第十七願のありがたさを通して―」
すれば良いと思っても行動できなかったということを経験したことはありませんか。何となく躊躇してしまうということ、ありますよね。でも、周りの皆が普通にやっていたら、どうでしょう。おそらく、自然に行動できるのでは。私たちの行動は、こんな風に、周りの雰囲気に影響を受けています。ただ、この周りの雰囲気の原因をたどっていくと、誰か、たった一人の行動に行き着きます。そんな原理から、お念仏がこぼれていくということについて、考えてみたいと思います。
●せいてんアレコレシリーズ「『阿弥陀経』×数字」
(新)
本号から始まる「せいてんアレコレシリーズ」。日常で聖典を読んでいて気になる、あんなことこんなことにフォーカスして、掘り下げ、学んでいくコーナーです。
このたびの第一回では、日常の勤行など、普段から私たちになじみのある『阿弥陀経』を取り上げます。普段であればなんとなく読み飛ばしてしまう箇所も、改めてよく見たとき、多くの数字が出てくることに気づかされます。今回はそれらの数字に着目することで、これまでになかった角度から『阿弥陀経』を読み解きます。
●聖典セミナー『安心決定鈔』4 満井秀城
「正覚の一念にかへる」
『安心決定鈔』には、「正覚の一念」や「かへる」という語が多く出てきます。これらは難解な語で、丁寧に読まないと、誤った理解に陥りかねない危うさをもっています。蓮如上人はこれらの語を用いて、南無阿弥陀仏の名号が絶えず衆生のうえにはたらき続けていることを表現されました。蓮如上人のご教示に沿って、キチンと学んでいきましょう。
●せいてん流「字音」探訪 10 田中 真
「反切(はんせつ)は親切?」
聖典にまつわる漢字音の奥深い世界を探訪するコーナー。誰かに話したくなる「なるほど」情報をお届けしています。今回は、漢字の音を知るための表記法である「反切」についてです。特に親鸞聖人の使われた反切を例として取り上げ、また聖人の特殊な使い方にも焦点を当てます。先人たちの漢字の学びについて思いを馳せてみませんか。
●法語随想 3 堀 靖史
「南無阿弥陀仏の回向の 恩徳広大不思議にて…」
79年前の8月、広島は原子爆弾の投下によって焼け野原となりました。そんな中、お寺の再興のために尽力されたお祖母さんの姿を振り返り、浄土真宗の救いについて味わいます。
●読者のページ せいてん質問箱 3 貫名 譲
「仏教を身近に感じるには?」
仏教=お葬式という認識を持たれている方は少なくないでしょう。それゆえ、暗いイメージがある方もいらっしゃるかもしれません。そんな印象を持たれている方にぜひ読んでいただきたいのが今回の質問箱。仏教へのイメージが変わるかもしれません。
●人ひとみな 寄り添い歩むお坊さんに 3 小岱 海
「正解を探す子どもたち」
お寺だけでなく、広く様々な社会問題に関わり活動する小岱さんのエッセイ。今回は、中学校での不登校支援活動についてのお話です。お寺と中学校、場所はかわっても、小岱さんはいつでも「お坊さん」なのでした。
●念仏者はいま 中央仏教学院学院長・福間義朝
「人こそ宝なれ②」
前号に引き続き、中央仏教学院学院長・福間義朝さんのお話です。福間さんは、布教使として活躍され、伝道院では長らく法話指導にあたってこられました。今回は、福間さんが法話で大切にしていることについてのお話。布教使の方も、これから布教を志される方も、必見の内容です。
●西の空―心に響くことば
「今(二)」(木村無相)
心に響くことばを美しい写真とともにお届けするコーナー。私は学んだことを、我が道として歩んでいるだろうか。私は聞いたことを、我がこととしていただいているだろうか。今、私が問われています。
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