118首ある「浄土和讃」の中から70首を取り上げ、それぞれについて本文、現代語訳、語註を施し、それぞれの和讃の味わいと浄土真宗の教えの要点の解説を丁寧に行い、浄土和讃を通したわかりやすい浄土真宗の入門書となっている。

1999年10月：初版刊行

目次

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01 はじめに
02 冠頭讃（第一首、第二首）
03 十劫成仏の阿弥陀仏（第三首）
04 無量の光（第四首）
05 無辺・無礙の光（第五首、第六首）
06 無対の光（第七首）
07 炎王の光（第八首）
08 浄土の菩薩とそのはたらき（第十六首、第十七首）
09 方便化土の浄土（第三十五首）
10 真実報土の浄土（第三十六首、第三十七首）
11 浄土の風光（第四十一首、第四十二首）
12 諸仏のはたらきを讃嘆（第四十七首、第四十八首）
13 阿弥陀仏の功徳を讃嘆（第四十九首、第五十首）
14 出世本懐の経（第五十一首～第五十三首）
15 弥陀の本願の真実性（第五十四首）
16 久遠実成の阿弥陀仏（第五十五首）
17 本願の三心（第五十八首）
18 信心の利益（第五十九首）
19 女人の成仏（第六十首）
20 自力諸行の教え（第六十一首～第六十三首）
21 自力念仏の教え（第六十四首～第六十六首）
22 難信の法（第六十八首～第七十首）
23 自力から他力へ（第七十一首、第七十二首）
24 王舎城の悲劇（第七十三首～第七十七首）
25 権化の仁（第七十八首～第八十首）
26 『観経』説法の本意（第八十一首）
27 弥陀の摂取（第八十二首）
28 諸仏の証明と勧め（第八十三首～第八十六首）
29 諸経も弥陀を讃嘆（第八十七首～第八十九首）
30 浄土のさとりと疑いの心（第九十首、第九十一首）
31 浄土真宗と現世の利益（第九十六首、第九十七首）
32 転悪成善と諸神の守護（第九十八首～第百首）
33 智慧の光明と勢至菩薩（第一一一首～第一一三首）
34 智慧が香る念仏者（第一一四首～第一一六首）
35 勢至菩薩と法然聖人（第一一七首、第一一八首）
あとがき