編集部のおすすめ

君自身に還れ

君自身に還れ

知と信を巡る対話

大峯顯/池田晶子
¥1,540(本体¥1,400+税)

西洋思想において知と信とは対立概念ですが、仏教では知と信は不可思議である真如(ありのまま)のはたらきを表す相補的な概念です。奇しくも哲学者である池田晶子の遺稿となった本書での最後の問いは、「人生とは何か」に対する答え(宗教的欲求)として、西洋思想の知から仏教的な信を想起させるものとなっています。現代においてなぜ「信」(信心)が問題となるのかを究明した、宗教学者であり俳人である大峯顯と池田晶子との対談本。
(2015年6月)

今、浄土を考える

今、浄土を考える

勧学寮(編)
¥1,320(本体¥1,200+税)

浄土真宗は、「阿弥陀如来の本願力によって信心をめぐまれ、念仏を申す人生を歩み、この世の縁が尽きるとき浄土に生まれて仏となり、迷いの世に還って人々を教化する」【浄土真宗の教章(私の歩む道)より】という み教えです。いつか私たちが生まれていくこの「浄土」とは、いったいどのようなところなのでしょうか。経典や七高僧、親鸞聖人の教えから、私たちのいのちが向かう先を考える一冊です。
(2015年4月)

ミトルヒト
電子書籍あり

ミトルヒト

終末期の悲嘆に寄り添う一人の僧侶の軌跡

長倉伯博
¥1,100(本体¥1,000+税)

「このまま生きていても、家族に迷惑をかけるだけだ。死なせてくれ、殺して欲しい」「うちの子、俺がもうすぐ死ぬって知らないんだ、言ったらショックを受けそうで・・・どうしたらいいんだろう」
終末期患者の緩和ケアをつとめる著者は、さまざまな苦悩を打ち明けられます。「答えの出ない問いかけでも、心を傾けて聴き続けることで患者さんの心は開かれてくる・・・この本を読んだ後に、自分も病院にいる知り合いをちょっと訪ねてみようかな、と思っていただけたらうれしいです」と、著者は最後に結んでいます。
(2015年2月)

東日本大震災 その時、そして復興へ
電子書籍あり

東日本大震災 その時、そして復興へ

〜結ぶ絆から、広がるご縁へ〜

浄土真宗本願寺派
¥880(本体¥800+税)

東日本大震災から三年半が経過しました。しかし、まだ「復興」には至っていないというのが現実です。本書は、被災した寺院の住職や門信徒、ボランティアとして関わる人々の手記を掲載。また、「本願寺新報」の記録記事から、震災発生時の様子や、復興に向けた活動や本願寺の取り組みなどを紹介しています。ぜひご一読いただき、被災地の現在に、今一度目を向けていただければと思います。なお、売上の一部は、『東日本大震災支援金』に充当されます。
(2014年9月)

阿弥陀経のことばたち
電子書籍あり

阿弥陀経のことばたち

辻本敬順
¥880(本体¥800+税)

『くらしの仏教語豆事典』の著者として知られる辻本敬順氏が、もっとも親しみ易いお経である『仏説阿弥陀経』の言葉を分かりやすく解説した一冊。「舎利弗」の欄では、「『阿弥陀経』はお釈迦さまが、舎利弗よ、舎利弗よ、と何度も呼びかけながら説法されたお経。舎利弗は弟子たちの代表である。とすれば舎利弗よ、の呼びかけは『あなた』への呼び声に聞こえないか」と問いかける。
(2014年5月)

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