親鸞さまと言えば、若い頃に「歎異抄」を読んだことがあります。今回のアニメーション音楽は、作画と同時進行なため、「画コンテ」を見ながら作曲しましたが、あらためて拝見させていただきますと、なるほど現代人の混迷を救える普遍的な考えを持つ人(教え)なんだと思います。その中の親鸞さまを想像しながら、日頃から信頼する宇井監督のこだわりの「書き込み」を元に書き進め、収録も監督ならではのこだわりで、石川県立音楽堂という音響的に理想的な環境の中でのオーケストラ録音です。オーケストラアンサンブル金沢の繊細で歌心の溢れるアンサンブルに、非常に納得していますし、映像音楽では常に課題となる「音のゆらぎ」(微妙な余韻)を各所に作り出せました。この音を生かして監督に作品を完成させていただきました。お母さんや子どもさんにもぜひ見ていただきたいですね。
